今週のニュース『フェローチェ、グランディオーソ宣言の条件付受け入れを宣言』

フェローチェ、連合国間での交渉決裂』
 四月初頭に勃発したフェローチェ戦役は連合軍の勝利に終わりつつある。連合軍は象徴的な首都であったグランディオーソを占領し事実上の降伏勧告である、グランディオーソ宣言の受諾をフェローチェに対して迫った。しかし、フェローチェ側はいくつかの条件を拒否、または条件付の受け入れとした。しかし、連合国はあくまでも当初条件による受け入れを迫り、受け入れないようならば攻撃を続け旧石器時代までフェローチェを退化させるとの考えを示した。また、メッセージを伝えた後フェローチェ側の外交官は自決を試みたものの、ミッテラント王国のエトヴィン・リンハルト司令官の従者によって阻止された。
 アインテップ第一市民は、フェローチェ戦役について「フェローチェの侵略は明らかであり、連合軍の行動を支持する。」という声明を発表していた。しかし、第一市民はこの宣言について、何もコメントしておらず、政府の動向は不明。→詳しくは社説[éditorial:A Notre avis]へ

『ヴァリニール共和国からの支援が到着』
 V.C.33年3月中旬に国際復帰したわが国は復帰直後からヴァリニール共和国からの開発援助を受けていたが、先日さらに技術顧問団の受け入れも正式に決定された。アインテップ第一市民は「この技術顧問団によって教育改革と農村への公立学校の普及、識字率の上昇が見込め、さらにはウラン鉱山の落盤も減るだろう。ヴァリニールはよき友人である。」とコメントしている。
 わが国では内戦時に分離・反動主義者たちが煽り立てた結果、再度言語が分裂していた。再統一の研究―統一アンフレック語の開発―についての協力も得られ、教育効率の飛躍的な向上も見込まれている。

『依然として続く開発。以前の国土を求めて』
 わが国では核戦争時に水没した地域についての復興運動が今まさにピークを迎えようとしている。この復興運動はアインテップ第一市民直属の機関が行っており、入念な海底調査と地図の整合の元、再度旧国土を求めての埋め立てと再開発が行われている。アインテップ第一市民は主にニュータウンによって埋立地を埋めていく考えである。

『安すぎるウラン。外務省へ集まる批判』
 わが国の主力輸出品である、ウラン鉱石について国際市場への販売価格が市価のはるかに下であり、安すぎるとの批判が産業界から出ている。この批判についてアインテップ第一市民は「わが国は長らく国際社会からはずれすぎていた。外務省へ通達し、至急国際価格の調査に当たらせたい。」とコメントした。このコメントの後、ウラン鉱石の値上げが行われたものの、それでも国際市場の市価よりは安く、自らの首を絞めているだけではないかとの批判も政権内部と産業界から聞こえてくる。